Digital・Mixer卓に成って

近年のLINE入力、LINE出力は、平衡入力、平衡出力という、同相の信号だけで無く、逆走の信号が、コールド側に乗っている。Microphone-Levelでは有効とされていたが、近年、LINE信号にも取り入れられている。電子回路が進み、また、電源の雑音も少なく鳴り始めたこの頃、事に、LINE-Levelでも使われ始めているのだ。僕自身、昔の様な不平衡だと思い込んでいた。しかし、Microphoneジャックと違い、ステレオジャック(ヘッドホン用のジャックのアースと並んでいるところに、コールド信号が乗っている。だから、僕は、不平衡平衡変換、平衡不平衡変換に着目している。単に、信号のLevelさえ大きければ・・・では無く、平衡信号に着目し始めた。Analog・Synthesizer時代は、山水のトランスを使って、かなりいい加減に扱っていた平衡信号だが・・・、雑音が少ない他、色々に影響しているみたいだ。まず、ケーブルから作り直さなければ・・・、と成ってしまって、Analog・Synthesizer以前にAudio-Mixerに、信号を合わせなければ・・・と思い始めた。きっかけは、[dBu]と言う単位から始まった。0[dBu]とは、0[dBv]の事で、Impedance 600[Ω]の時の1[mW]の時の電圧が、約0.775[V]と言う物だ。一部Audioの世界では、0.3[V]付近だとも告げられていたが、コールド側をShortしてしまっていたからだ。だから、UV-Meter自体いい加減な物も有るのでは・・・。基本0[dBu]と言う電圧に合わせたいと思った。6[dBu]で約1.55[V]rpmである。だから、振幅のピーク値は、2.2[V]くらいになる。それに合わせると、5[Vp-p]が、大体6[dBu]と言う事になる。意外に、大きな電圧である。よって、色々と変わってきてしまう。全てが、違ってきてしまった。まずは、今の基準のCableから作り直しである。唯、キャノンコネクタは、いかがわしく大変だ。今は、かなり安くなっているが・・・。LINE信号には・・・、ステレオ標準プラグが適している。そこで使われ始めたのだとは思う。始めは、一部のキーボードからだった。

f:id:Analogue-Synthesizer:20210330182226j:plain