マイコン周辺の進化(Logic-ICの進化)

半世紀前のロジック回路、スタンダードTTLと言うロジック回路が当たり前だった。

TTLの特徴として、信号が"H"hiの時電流は流れず、"L"の時電流が流れた。当時の80系、68系は、P-MOSと言う物出て来ておりTTL-ICを動かす能力は、1ファンアウトしか無かった。そのためSタイプというshunt型と言う"L"の時の電流強化ガタが有ったTTL-Fan-Out 20だったと思う。また、P-MOSの信号は、MOSで、電流の流れる物では無かったが、電源電流はTTL-1FanOutだった。信号を"L"にすると電流が流れてしまう為、常に信号を"H"似た持ちたいという願いがあり、信号バスに"L"を"1"、"H"を"0"にするという、負論理バスが当たり前の時代があった。スタンードTTLロジックの時代も長かったが、まだ、マイコン自体それほどすんでいなかった。Memoryもn-MOSと呼ばれる電源電流の流れる精々512バイトのものまでしか無かった。それは世に8080Aがで始めてからMemory事情は変わり始めた。Static-RAMも512BYTEx4と言う2K-bitの物も有った。n-MOSと言う物だったが・・・。かなり重宝され使われていた。ROMについては、Mask-ROMと呼ばれる、一度書いたら書き換え不能の物が主流だった。それは、大手メーカーが作れるだけだった。TK-80と呼ばれるマイコン時代の訪れがあった。TK-80と言うマイコンが、世に出てから、電子部品の進化が始まった。当時10万円ほどの物だったが、サラリーマンの手に入るマイコンとして、買う人も多かった。マイコンは、ゲームに使う人が多く、雑誌の機械語を入れて、多くの人は楽しんでいた。また、世にBASIC-Boardという物が出現して、家庭のテレビをモニターに出来る様に成り、マイコン周辺も代わり始めた。また、8080Aより一年ほど遅れて6800が発売された。68系は、一年遅かった事もあり、世にあまり知り渡っていなかった。両方の特徴は様々だった。唯、1980年頃からTTL-LogicもLS-Typeと言うLow-Shunt型と呼ばれるTTLの1/4の電流が田が発売された。世に画期的な物と思われ、LS-Typeが当たり前に成っていったが、Standard-TTLほど種類は無かった。LSTypeが進む中、C-MOS(Complementary・MOS)と言う動作速度は絵蘇買ったが、電流の流れない、Hi-Impedanceの4000シリーズという物も売り出され始めた。伝達速度は遅く、また静電気に弱く、出力の電流も流せない物だったが3[V]~15[V]位まで使える物であり、寒天地で動くLogicとして使われ始めた。1-TTLだったら動かせる4000Bシリーズという物も有ったが、信号伝達速度は遅く、あまり好まれなかった。その後74HC-Typeという、High-speed C-MOSも生まれたが、静電気に弱く、発売当初、全くの人気は無かった。LS-TTLの時代は長かった。パソコンは、ほとんどLS-TTLで組まれている物ばかりだった。HC-Seriesを使う人は少なかった。自作マニアの一部で使われ始めていただけだった。ほとんどの『自作の本』もLS-TTLの儘だった。だから74-HC-Typeはほとんど知られていなかった。唯、D-RAMと呼ばれる大容量で安価なDynamic-RAMが売り出され、パソコンのほとんどにD-RAMが使われていたが、電源をオフにすると、DataやProgramは消えてしまう物だった。ロジック回路は、LS-TTLがほとんどの時代、唯、C-MOS Static-RAMも、512Byteの物から3[V]電池バックアップが使えるという事で、一部の自作マニアに流行った。乾電池で動く、ゲーム機に使われ始めていた。2KByteのS-RAMも結構使われ始めたが、1Bitあたりの単価が高く、庶民的では無かった。自作マニアの一部が使っていた。また、EP-ROMと呼ばれる紫外線消去可能ROMと言う物の2KByteの2716と言う、n-MOSのTypeが画期的な物だった自体がやってきて、制御系も代わり始めた。また、2732と言うP-ROMが画期的な時代だったときもある。多くのシングルボードマイコンに使われていた。また、EP-ROMのC-MOS Typeの27C64の出現から、少しずつC-MOSと言う物に関心が寄せられ始めてはいた。EP-ROM、2716、2732は、Program電圧が、21[V]だったのに対して、27C64は、12.5[V]だった事もあり、あまり使われなかった。唯、一部2764と言うn-MOSのTypeも残っていた。理由は、EP-ROM-Writerの電圧が、21[V]固定だったからだ。Static-RAM通称S-RAMが進化をし始め、6264等8[KByte]のTypeも増えてきていた。電池バックアップが出来るという事で、一部では重宝されていた。その時代の頃、パソコンは、大きな転換期が来た。CP/Mの出現である。家庭で、ミニコンクラスのコンピュータが手に入ると言われ、多くの人達が走っていた。CP/M全盛期、CP/M-80、CP/M-68Kと言う物も有った。大抵の人は、BASIC-Machineで上等だった。そこへFD(フロッピーディエスク)の出現は大きな発達の一つであった。8Bitパソコンは、広く広まっていった。しかし、ゲーム機ファミコンワープロの出現により、パソコンは停滞していた。だから16Bitパソコンもあまり知られていなかった。MS-DOSの出現も、ワープロ時代、あまり知られていなかった。また、16Bit時代でも74HCTypeのLogicはあまり使われていなかった。信号伝達速度が遅くコンピュータには、あまり向いていなかった。バブル全盛期、飛躍的に、74HC-Typeも、発展したが、それほど関心を寄せる物では無かった。また、S-RAMについて、大容量の物が次々と売り出されたが、FDの出現により、その需要は阻まれていた。EP-ROM、S-RAMは、27C4001、628512、今は懐かしいねです。74HC-Typeも、使われる様になっていた。一時TTL-Logicは、部品屋から消えた。今に成って、またTTL-Logicも、部品屋さんも扱っている。また、HC-Typeから、信号伝達速度の速い74ACTypeというLogic-ICも有る。今は、全て化石になりつつある、このスマホ時代。パソコン時代だ。もう自作する人はいるのだろうか・・・。EP-ROMも、海外部品だし、S-RAMも海外部品だ。また、半世紀前のCPU類も、海外部品しか無いだろう。マイコンの自作は、難しくなってしまった。日本で手に入るEP-ROMは、1[MBit]か4[MBit]、RAMに於いても、1[MBit]と言う物も、SOP-TypeというDIP型のハーフサイズのものしか無い。この時代かつての部品を、僕は、よく手にできたと思っています。大切にしなければ・・・と思っています。今まで大切にしてきた部品も、大事です。進化に伴い、使う部品も変わってきました。初めて作る人には、DIP-Typeの半田付けも難しいので、トランジスタ回路が向いているのですが・・・。部品や資料は手に入るだろうか・・・。今、自作用部品が無い、事にパネル部品の入手が困難です。また、昔に戻ってしまうかな・・・