TTL(トランジスタ・トランジスタ・ロジック

通称TTL-IC 主に74シリーズと呼ばれていた

特徴としては、ディスクリートでは難しい部分を

74シリーズを使うことにより、マイコン周辺をカバーしていた

唯、電圧駆動と言うより、電流駆動に近く、信号が"L"の時電流がたくさん流れる為、負論理信号を、データバスや、アドレスバスにも使われていた時代がありました。

正論理を負論理に変え、ましてバッファ20TTLは駆動可能という負論理ではLS240や

LS242と言う物を使い、負論理回路を構成して、主に、電流が多く流れる"L"(0)の時の信号を、"H"(1)にして、回路を構成した時代があります。

その後、C-MOSと言う、コンプリメンタリ-MOSと言う74シリーズも登場しました。特徴としては、電流はほとんど流れないのですが、容量負荷として、バスが重たくなってしまうなどのトラブルも起き、正論理バッファ74HC244や74HC245が使われる様になってゆきました。TTLの頃から、正論理バッファを使うことも多く74LS244や74LS245を耳にする人も多いのでは・・・。負論理回路については、データバスや、アドレスバスに意味があるのか、考えさせられる点もありますが、信号を、"L"に保てないなどの問題もあり、やはり、先人の知恵、負論理回路を使っていれば、トラブルは防げたのかもしれません。

そんなことも、参考に、大きな回路を組む人は、負論理という考え方や、実際、ロジック回路もあることを、思い出してください。

C-MOS時代、不要とは思いますが、コントロールバスでは、何故か、未だ当たり前の様に、負論理回路が使われています。ノイズに対して、強いのかもしれませんね。何故、正論理バッファを使い、"L"を保つ為、330[Ω]なんて抵抗を使ったのでしょう。負論理ならプルアップ抵抗、10[KΩ]でも、十分だったのでは無いかと思います。

先人の知恵も、使われない時代が来ていましたね。

TTL時代、いろんな苦労をされている方は、多かったと思います。

今は、懐かしい話になってしまいました。