Anti-Log-Ampについて

1980年代初期のTransistorでは、非Linear部分が比較的大きくAnti-Log-Ampを作るのに向いていましたが、高度経済成長と共に、Transistor-AmpのLinearな特性が求められ、非直線部分が、小さくなってしまった為、DiscreetによるAnti-Log-Ampを、3-Octave作れたら良いかと言う回路に成ってしまいました。非常に難しい部分です。出来れば、5-Octaveとれたらと調節を重ねていますが、実際こんなに難しい物か・・・と思っています。また、Diode-LadderでもTransistor-Ladderでも、ここの特性が異なり、どうしても歪みがちです。もしかしたら、電圧電流値を、2ポイントから、3ポイント同じ物を選ばなければ難しいのでは・・・と思い始めています。実際は非常に難しい回路です。

大抵、Analogue・Modeling・Synthesizerにしてしまう方が、楽な部分です。

だから、32Bit-Microcomputerの方が、ある意味、楽で、Analogue風に、置き換えてしまえ、と考えてしまいます。Diode-LadderでもTransistor-Ladder回路を組むと、工場では、計測の為の、人件費が馬鹿になりません。大抵[V/oct]では無く[Hz\oct]にして、人件費を浮かすか、Analogue・Modeling・Synthesizerにして、人件費を浮かすかです。

今では『Anti-Log-Amp』や『Diode-Ladder』、『Transistor-Ladder』は、高級機と成ると思います。『Handmade』ならではでは無いかと思います。

大量生産には向いていません!!

ほぼ、職人作業と言って良いでしょう!!