かつて僕は、スピーカ本体の設計施工もしていました
磁石にコバルト磁石を使い、ボイスコイルも30[W]rpmに耐えられる太さの物を用いボイスコイル等の調節も手で一個一個行い、95[dB]の音圧を得られる物を作っていました。
近年のデジタル化や圧電スピーカ等に変わったことを機会に、コーンスピーカなど作る人すらいなくなりました。作れても、安価で成れば良いという物が多くなってしまい、ある意味、Audioは崩壊したか・・・と言う時代になりました
中にはEL34等を使ったAmpなど求める人もいますが、また、スピーカの音圧は83[dB]位に下がってしまい。今では、高能率スピーカ本体も見かけなくなりました。
ジャンク屋にも高能率スピーカは、今ではおいてありません。
スピーカ一つ、非常に奥の深い物なのです。コーンスピーカだけでなく、ホーンツィーター、ドームツィーター等、形状の異なるまた、音圧も異なるスピーカを一体化するのに設計するための公式すら沢山有りました。そういった音響工学も今では忘れられてしまったか・・・です。
若手で研究する人はいないのか・・・です。しかし、近年のデジタル化、Computerの計算式による、5.1サラウンドアンプのf特の調節技術も進み、人のすることは少なくなってしまいました。しかし、基本となるスピーカ本体の設計は大切だと思います。
今では、スピーカの設計の本もないのでは・・・
鳴れば良いだけになってしまったのか・・・