アナログ・シンセサイザーのシーケンサー

アナログ・シンセサイザーシーケンサーというものもありました。

MC-8と言う機材でしたが、あまり知られていなかったかもしれません。

1980年頃、『Y.M.O』が、活躍していた時代、マニュアル演奏だけではなく

『MC-8』と言う、シーケンサーもありましたが、『冨田勲氏』は使わず、マイコンで動かすシーケンサーを部品を集めて作るといった人もいましたが、あまり知られていませんでした。一般的ではなく、マイコンもあまり知られていませんでした。

8BITパソコンが知られた頃は、ゲーム機が広まり、インベーダーゲームから始まり、ゲーム時代となり、シンセサイザーという楽器は、知っている人もいました。広く知られたのは、『トラ技』や『初歩のラジオ』、『ラジオの制作』と言う自作マニア向けの本で紹介されてからでした。またそれから、半世紀以上たち、アナログ・シンセサイザーすら珍しい時代になりました。当時は、TK-80と言うマイコンはありましたが、それをシーケンサーに使おうと思いつく人もいませんでした。僕自身、シンセサイザーは、基板型のキットで、4chタイプのものも有り、TK-80と、接続して、『運命80』と言うものを入れたのは覚えています。当時、『コク・ボックス』という名でしたが、知っている人は、ほとんどいないと思います。ましてや、アナログ・シンセサイザーシーケンサーが『MC-8』と言うMachineだったと知っている人は、ほんのわずかでした。知っていても、『MC-8』を使うくらいなら、オープンリールのマルチトラックレコーダーを使う人が、ほとんどだったと思います。8トラック・マルチトラックレコーダーというものも、高価でしたが、『MC-8』よりは安く、また、シンセサイザー自体、キーボードタイプの電子楽器として、使われるケースが多かったためです。今の様な、コンピュータミュージックに発展することはありませんでした。今はまた、シンセサイザー等の音源を使う人も珍しく、シンセサイザー自体知らない人も多いと思います。

僕がいきなり『MC-8』と言う記事を書いても、ちんぷんかんぷんで、わずかZ80-CPUなら知っているとか8255なら聞いたことがあるなど、ゼッパチと言うCPUなら聞いたことがあるという感じで、アナログ・シンセサイザー用のシーケンサーがあったことすら知らない人ばかりですね。また、スマホ世代には、MIDIシーケンサー自体、なんなのそれ・・・ですね。単に、楽譜を数値データにして、自動演奏させるMachineのことでした。その製品名が、『MC-8』と言うものでした。