『今の若者へ』『Analogue回路』、やはり、見直す人も多いのか!!

今、自作用部品、ほとんどが、China製です

Americaの部品自体、Americaで作っているかも解りません

唯、かつては日本もアメリカも、自国で生産していた部品は、確かな物でした。

アメリカ製Transistor、America製FETの品番も、解るかと思います。

僕が紹介した、『Noise-Toaster』に使われている、TransistorやFETは、アメリカ製です

古いかと思いますが、品番を確かめ、『Netなどから入手』は出来るかと思います。

大変申し訳なく思っているのは、『Synthesizerの自作を紹介してある本が、2冊ともVCFが、直流帰還が掛かってないこと』を残念に思います。おそらく、原図では、Condenserで『Cutはしてない回路だった』のかと思います。著者や出版社に、その儘では動かないと言った苦情が殺到して、直流帰還回路をその儘使うのは辞め、直流分を全てCutしてしまう、Condenserを入れた物と思われます。また、直流帰還で、NFBを掛けた際、寄生発信も起こした物と考えられます。今は、その本も、ほとんど売れないという自体かもしれません。回路定数も、かなりいじってある物と思われます。また、大きな回路変更などもしてあるのでは・・・。

1970年代の部品では、増幅度もほとんど無く、NFBを掛ける必要も無かったかと思います。その当時の部品を、使い作った物かと思います。バブル期に、Transistor、FET始め、高増幅度の部品に変わってしまい、LM741、uA741自体の増幅率や、Impedanceは変わってしまい、また、今ではC-C変換と言われるFETすらHi-Siemensである4[mS]と言う物であり、2SK30の増幅率も上がっていて、また、僕が手にしたときは、CA3080E、2SK264でも電圧利得300倍以上に達してしまい、昔の部品では無くなっています。ですから裸利得では、回路は成り立たなくなっています。その分、しっかりした、電圧、電流値を計算して、NFBを掛け安定させる、直流帰還回路にする必要があります。そういった設計の仕方は、元々は、Audio回路に於いて、行うことであり、電子工学と音響工学の両方から成るDCアンプの作り方等、かつては、Audio評論家の人たちが、研究していた回路を元に、Analogue・Synthesizerの自作と言った、本が、たくさん出回った頃、『KOLG』でも無く『moog』でも無く、完全自作Synthesizerが、海外でも、日本でも流行った物と思われます。

今では、製品版は、ほとんど陰が無く、なんとか見つけたのは、ROLAND社SYSTEM-500を4台そろえただけです。いきなり『Analogue・SynthesizerのBoom』が湧き上がり、今なでも、やはり、自作したい人は多いか・・・です。今手に入る部品で、自作しようとすると、NFBを深く掛けた、直流帰還回路で作る必要があります。『裸利得の儘』では、『OP-Amp始め』、部品に負担が掛かり、『壊れてしまいます』。また、NFBを掛けることにより、『位相の変わる所』で、『寄生発信』をしてしまい、どの回路に、発振防止Condenserを入れるかも、回路設計と共に、考える必要があり、一般の計測器では、少し困難かな・・・とは思いますが、Oscilloscopeでも、60[MHz]くらいまで、計測できる物でしたら、寄生発信も、解るかなーとは思います。今の部品は、高速かつ小電流回路になっているので、Transistorを探すにしても『Pc-600[mW]』の『2SC2120-Y』と、『2SA950-Y』、FETでは『2SK246-Y』くらいが、妥当かとは思いますが、どうしても、1970年代頃とは、全く増幅率など違います。どうしても直流帰還回路でVCF、VCAを、形成する必要があり、『CA3080E』を使った回路も、多分出来れば、大きなNFBでなく、Minor-NFBも活用すると回路設計は楽かなーと思います。

そういった回路こそ、今の大学教授らに『研究してして頂く必要性、が有るのでは無いかと思います。今、時代は進んだと言うより、『Digital-Boomによって忘れられた回路』と言ったら良いでしょうか・・・。僕自身、今では還暦も近くなり、『いきなりのフルボッコ』による、『心疾患』を抱えての作業です。手足のしびれ、手足の震えなど、精密加工が困難な身になってしまいました。

スマホ世代であれ、簡単なTransistor回路から、直流帰還回路まで、学んでいただき、Digital・Synthesizerをも、作れなくなっている現在を、乗り越えて欲しいとは思っています。

今でも、大学や専修学校には、高価な機材等、学生や教授らが、研究できる、機材等整っている学校は多いと思います。

単に理論だけを頭で考えていても、製品化は無理です。いくら論文が書けても、実際のOscilloscopeの波形などは、観測不可能です。理論的回路と、現実配線した基板では、Digitalは系やAnalogue波形も、理論ではあり得ない結果になると思います。そこは、理論では説くことの出来ない、実装技術を伴う物であり、計算式だけでは、あり得ない結果となることが、沢山あることを実際作ってみることにより、一つ一つClearして行かなければならないと思います。

今は、半導体も、1970年代に有った物は、一つもありません。今、手に入る部品で、作るしか無いことを理解して下さい。

『かつて・・・では無く、今、今』なのです。

今の若い人たちが、新たに、今の学術自体を作って行くのです。

僕はもうお爺さんの世代です。

『今の若者が立ち上がらなければ・・・』と思います