Audioは、スピーカが変わる中で

Audio-Boom、Speakerの能率が83[dB]等と下がる中、今まで8[W]+8[W]で十分だったPower-Ampは80[W]+80[W]は必要となってゆくだろう

3極管PowerAmpでは、出力が得られないためビーム管のプッシュプルの物が必要になるとも考えられます

また、かつてのMOS-FET-Ampでも、出力が得られるのかドライブ段の回路如何により回路を考えざるを得ないです

対策が簡単なTransistor-AmpによるPower-Ampも一つですが、バッファ型では出力を得るのは少し難しいかとも思います。AmpのBTL接続により4倍のPowerが得られる方法もありますが、かつてのPower-Ampを作ろうとすると高HFEのTransistorやHigh-ConductanceのFETを初段に使わなければ・・・と言う課題があります。High-ConductanceのFETで±60[V]の電圧くらいまで耐えられる物もなく、Transistor-Power-Ampにも大きな課題があります。かつての部品はほぼ在庫限りとなり入手が出来ない等、大きな問題を抱えています。高能率Speakerの設計技術者の不足により、この先、Audioはどう変わって行くかです。83[dB]付近のSpeakerでは大出力のAmpが必要となり、管球Ampのプッシュプルの物を求める形となるかもしれません。およそ半世紀前に戻ってしまうと言うのが現実なのかもしれません。

Audioは、Speakerによって、進化してきましたが、大きく後退する可能性も高くなりました。

また、Digitalは進んでいくかと思ったらDigital-Effectorの技術の後退、Digital・Synthesizerの技術の後退が激しく、Digital・Audioもこの先どう変わってくるのかです。それを担うのは、今の若者なのです。年寄りに任せることなく、しっかり技術の構築をして欲しいとは思います。習うのではなく、新しく自分で作ることが求められます。

斬新な新しい発想が必要だと思います。