熱量[J]=電力量[W]x時間(秒)
だから30[W]x1[秒]で30[Jジュール]
30[J]の熱量とは30[g]の水を一秒で1[℃]上げる熱量
もし30[W]の電力を10[秒間]流したら
30[g]の水は30[℃]上がる
スピーカは水で無く空気にさらされているから
もし30[W]の電力を10[秒間]加えたら・・・
恐ろしい事に成ると思うけれど・・・
スピーカの加えられる電力と音の大きさとは
1[W]の電力で1[m]離れたところの音圧が92[dB]の時、能率92[dB]と言うスピーカです。
92[dB]のスピーカは、電力を音に変える率は、1[%]と言われています。
僕の計算でかつて6畳間に求められた音響出力は0.02[W]でした。
能率92[dB]のスピーカで2[W]と成ったと思います。
ダイナミックレンジが10倍とされ、最大20[W]の電力が必要と計算され
アンプに求められた最大瞬間電力は20[W]でした。
昔も今も音の大きさを求められても・・・
6畳間では、平均2[W]で十分ですので
マジ平均30[W]平均の電力というととてつもない大音響に成ります。
今もおそらく[W]数と音の大きさと直接関係すると思っている人は多いと思いますが
決して20[W]のアンプは、小さい物ではありません。
音の大きさは、スピーカの能率との兼ね合いもあります。
今のスピーカが、どれくらいの能率化で、入力して音に変わる、音の大きさは、変わってしまいます。
かつてのAudioのデマ、と実際は、全く異なります。
ステレオに真面目な会社は20[W]+20[W]と付けられていましたが、
Audio全盛期の嘘がありました。
6畳間では60[W]は必要だとか8畳では80[W]必要だとか言う嘘です。
実際3[W]のスピーカでも、かなりの大音響だったと思います。
テレビなどのスピーカが、2.5[W]から3[W]の物でしたから・・・。
かつてのステレオでも大きな音が出ても5[W]のスピーカしか付いていませんでした。
唯、今でも1[W]とか書いても、音は、メチャクチャ小さいと思い込んでいませんか?
また、音圧が82[dB]のスピーカですと、必要電力も異なってきますが・・・
電力と音の大きさは、ほとんど関係ないです。
スピーカの能率次第です。